TOEFLは意味ない?スコアの価値と活かし方を徹底検証

TOEFLは意味ない?スコアの価値と活かし方を徹底検証
この記事でわかること

「TOEFLは意味ない」「受験料が高いだけで就活に使えない」という声をよく耳にします。

結論から言うと、TOEFLは目的によって「意味がある人」と「意味がない人」にはっきり分かれる試験です。

この記事では、TOEFLが意味ないと言われる理由を客観的に分析したうえで、あなたのキャリアに本当に必要な英語資格を見極める方法を解説します。

目次

「TOEFL 意味ない」と言われる5つの理由

TOEFLが「意味ない」と言われる背景には、日本特有の事情が大きく関係しています。

ここでは、代表的な5つの理由を具体的なデータとともに見ていきましょう。

日本の就職・転職市場ではTOEICが主流

日本の採用市場で英語力の指標として最も広く使われているのはTOEICです。

企業の採用担当者は「TOEIC○○点以上」という基準でスクリーニングするケースが大半であり、TOEFLスコアを提出しても正しく評価されない場面が少なくありません

実際にリクルートの調査では、英語力を採用基準に含む企業の約8割がTOEICを指定しています。

つまり国内転職が目的であれば、TOEFLよりTOEICを優先するほうが効率的と言えるでしょう。

受験料が高すぎる

TOEFL iBTの受験料は1回あたり約245ドル(約37,000円)で、TOEICの受験料7,810円と比較すると約5倍の開きがあります。

スコアを伸ばすために複数回受験するケースも多く、3回受けるだけで11万円以上の出費になります。

さらに公式の対策教材や参考書も高額なものが多く、トータルコストを考えると「割に合わない」と感じる人が多いのも無理はありません。

留学以外の明確な目的がなければ、コスパの面で敬遠されがちな試験です。

アカデミック英語で実用性が低い

TOEFLは大学での講義や学術論文を想定したアカデミック英語を中心に出題されます。

ビジネスメールの書き方やプレゼンテーション、交渉などの実務で求められる英語スキルとは方向性が異なります。

そのためTOEFLで高得点を取っても、仕事で英語が使えるかどうかは別問題という指摘は的を射ています。

ビジネス英語力を証明したいのであれば、TOEICやBULATSなど業務寄りの試験のほうが適しているでしょう。

スコアの有効期限が2年と短い

TOEFLのスコアには2年間の有効期限が設定されています。

TOEICには公式な有効期限がないため、一度取得すれば半永久的に履歴書に記載できます。

TOEFLは期限切れのたびに再受験が必要になり、その都度37,000円の出費が発生する点がネックです。

「今すぐ留学しない人」にとっては、維持コストの高さが意味ないと感じる大きな要因になっています。

日本国内の受験者が少なく比較しにくい

日本国内のTOEFL受験者数はTOEICと比べて圧倒的に少なく、周囲にスコアを比較できる人がいないという問題があります。

日本人のTOEFL iBT平均スコアは約73点(120点満点)ですが、この数字がどのレベルなのかピンとこない人が大半です。

一方TOEICは年間約200万人が受験しており、「600点で基礎レベル」「800点で上級」といった共通認識が浸透しています。

認知度の低さゆえにTOEFLスコアを提示しても相手に伝わりにくいというもどかしさがあるのです。

TOEFLが意味を持つケース

「TOEFL 意味ない」という意見がある一方で、TOEFLでなければ達成できない目的も確実に存在します。

以下の3つのケースに当てはまる人にとっては、TOEFLは極めて重要な試験です。

海外大学・大学院への留学に必須

アメリカやカナダの大学・大学院に出願する場合、ほぼすべての学校でTOEFLスコアの提出が求められます。

TOEICやIELTSでは代替できないケースが多く、北米留学にはTOEFLが事実上の必須条件です。

目安として、州立大学では80点以上、トップスクールでは100点以上が求められる傾向にあります。

海外留学を視野に入れている人にとっては、TOEFLは「意味ない」どころか最優先で対策すべき試験と言えるでしょう。

外資系企業や国際機関への就職で評価

外資系コンサルティングファームや国連などの国際機関では、TOEFLスコアを評価対象にしているケースがあります。

これらの組織はグローバルに採用を行っているため、世界基準の英語力指標であるTOEFLのほうがTOEICより通用します。

特にSpeakingとWritingのスコアが含まれるTOEFLは、発信力を重視するポジションで高く評価される傾向があります。

グローバルキャリアを目指す人は、TOEFLの受験を選択肢に入れておきましょう。

4技能を総合的に鍛えられる

TOEFLはReading・Listening・Speaking・Writingの4技能すべてを測定する試験です。

TOEICのL&Rテストがリスニングとリーディングの2技能のみを測定するのに対し、TOEFLは英語の総合力を鍛えるのに最適な構成になっています。

TOEFL対策を通じて身につくアウトプット力は、実際の留学生活やビジネスシーンで大きな武器になります

スコアだけでなく「使える英語力」を身につけたい人にとって、TOEFLの学習は確かな意味を持つのです。

北米留学や外資系転職を見据えてTOEFL対策を始めるなら、その英語力をどのキャリアに活かすかも同時に考えておきませんか?元人事のプロが、TOEFLスコアが評価されるポジションや業界を具体的にアドバイスします。

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TOEFLの試験概要と目標スコア

TOEFLが必要だと判断した場合、まずは試験の全体像を把握することが大切です。

ここではTOEFL iBTの構成・目標スコア・必要な勉強時間を整理して解説します。

iBT試験の構成と配点

TOEFL iBTは、Reading・Listening・Speaking・Writingの4セクションで構成されています。

各セクションは30点満点で、合計120点満点のスコアで評価されます。

以下が各セクションの詳細です。

セクション 配点 試験時間 出題内容
Reading 30点 35分 学術的な長文読解(2パッセージ)
Listening 30点 36分 講義・会話の聞き取り
Speaking 30点 16分 意見表明・要約(4タスク)
Writing 30点 29分 統合型・独立型エッセイ(2タスク)

試験時間は約2時間で、すべてコンピュータ上で受験する形式です。

特にSpeakingセクションはマイクに向かって回答する独特の形式のため、事前に十分な練習が必要になります。

留学に必要なスコアの目安

留学先の大学ランクによって、求められるTOEFLスコアは大きく異なります。

以下がおおよその目安です。

留学先タイプ 必要スコア目安
コミュニティカレッジ 60〜70点
州立大学(学部) 70〜80点
上位州立大学・私立大学 80〜90点
トップスクール(大学院) 100点以上

日本人の平均スコアが約73点であることを考えると、州立大学レベルでもそれなりの対策が必要です。

志望校の公式サイトで最低スコアと推奨スコアの両方を確認しておきましょう。

必要な勉強時間と対策方法

TOEFL iBTの目標スコアに到達するために必要な勉強時間は、現在の英語力によって大きく変わります。

一般的な目安として、TOEIC600点レベルの人が80点を目指す場合は約300〜500時間、すでにTOEIC800点以上の人なら200〜300時間が必要とされています。

対策の順番としては、まずReadingとListeningの基礎力を固め、その後SpeakingとWritingのアウトプット練習に移行するのが効率的です。

ETS公式の「TOEFL iBT Free Practice Test」を活用すれば、本番と同じ形式で無料で模試を受けられます

まずは模試で現状のスコアを把握し、弱点セクションを集中的に対策するのが最短ルートです。

TOEFL対策に300〜500時間をかけるなら、その先のキャリアも明確にしておきたいところ。元人事のプロに「TOEFLスコアが活きる業界・ポジション」を相談してみませんか?

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英語力を活かしたキャリア戦略

TOEFLを受けるかどうかに関わらず、英語力をキャリアに活かすための戦略を持つことが重要です。

ここでは英語資格の使い分けから年収アップにつながる業界まで、実践的な情報をお伝えします。

TOEFL・TOEIC・IELTSの使い分け

英語の資格試験にはそれぞれ得意分野があり、目的に応じた使い分けが大切です。

以下の表で3つの試験を比較してみましょう。

項目 TOEFL iBT TOEIC L&R IELTS
主な用途 北米留学 国内就職・転職 英・豪留学/移住
受験料 約37,000円 7,810円 25,380円〜
測定技能 4技能 2技能 4技能
有効期限 2年 なし(目安2年) 2年
日本での認知度 低い 非常に高い やや低い

国内転職ならTOEIC、北米留学ならTOEFL、イギリス・オーストラリア留学ならIELTSと覚えておけば間違いありません。

複数の目的がある場合は、まずTOEICで基礎を固めてからTOEFLやIELTSに進む戦略が効率的です。

英語力で年収アップが狙える業界

英語力を持つ人材は、特定の業界で年収が大幅にアップする傾向があります。

外資系IT企業やコンサルティングファームでは、同じ職種でも英語ができるだけで年収が100〜200万円高くなるケースは珍しくありません。

具体的に英語力が年収に直結しやすい業界は以下のとおりです。

  • 外資系IT・テクノロジー企業
  • 戦略コンサルティングファーム
  • 投資銀行・金融機関
  • 製薬・医療機器メーカー(海外治験対応)
  • 商社・貿易関連企業

これらの業界ではTOEIC800点以上またはTOEFL80点以上が目安になることが多いです。

英語力を武器にキャリアアップを目指すなら、業界研究と並行して計画的にスコアを取得していきましょう。

適職診断でグローバルキャリアの適性を確認

英語力だけでグローバルキャリアに向いているかどうかは判断できません。

異文化コミュニケーション力や柔軟性、ストレス耐性など、海外で活躍するために必要な資質は多岐にわたります。

適職診断を活用すれば、自分の性格や強みがグローバルな環境に合っているかを客観的にチェックできます

TOEFLを受けるべきか迷っている人は、まず自分のキャリア適性を把握してから試験対策を始めるのがおすすめです。

よくある質問

TOEFLに関してよくある質問をまとめました。

TOEFLとIELTSどちらが有利?

留学先によって異なります。

北米の大学はTOEFLを優先的に受け入れ、イギリスやオーストラリアではIELTSが主流です。

どちらも受け入れる大学が増えているため、志望校の要件を確認したうえで得意な形式を選ぶのがベストでしょう

TOEFL iBT80点はTOEIC何点相当?

公式な換算表はありませんが、一般的にTOEFL iBT80点はTOEIC L&Rで800〜850点程度に相当するとされています。

ただしTOEFLにはSpeakingとWritingが含まれるため、単純比較はできない点に注意が必要です

TOEFLは独学で対策できますか?

独学でも対策は可能です。

ETS公式教材や無料模試を活用すれば、ReadingとListeningは十分に独学で伸ばせます。

ただしSpeakingは独学だと弱点に気づきにくいため、オンライン英会話やスピーキング添削サービスの併用がおすすめです

キャリア相談

TOEFLスコアを留学だけで終わらせるのは、もったいない

TOEFL80点以上の英語力は、外資系IT・コンサル・国際機関など年収アップが狙える業界で高く評価されます。元人事のプロが、あなたのスコアと経験を活かせる最適なポジションを提案します。

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まとめ

「TOEFL 意味ない」という意見は、国内就職・転職だけを考える場合には一理あります。

しかし海外留学や外資系企業への就職を目指す人にとっては、TOEFLは欠かせない試験です。

大切なのは「自分のキャリア目標に合った英語資格を選ぶこと」です。

まずは適職診断で自分のキャリア適性を把握し、そのうえでTOEFL・TOEIC・IELTSのどれを優先すべきか判断してみてください。

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