TOEICは意味ない?企業の半数がスコアを確認する事実とスコア別評価

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「TOEICのスコアが高くても英語を話せるわけじゃない」「TOEICは意味ない」——こうした声は英語学習者のあいだで根強くあります。
確かにTOEICはリスニングとリーディングの試験であり、スピーキング力を直接測るものではありません。
しかし国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)の調査によると、約49.1%の企業が採用時にTOEICスコアを参考にしていると回答しています。
この記事では「意味ない」と言われる理由を整理したうえで、スコア別の企業評価やTOEICを転職で効果的に活かす方法を解説します。
自分にとってTOEICが本当に必要かどうかの判断材料にしてください。

TOEICが「意味ない」と言われる5つの理由

TOEICに対する「意味ない」という声には、いくつかの共通パターンがあります。
ここでは代表的な5つの理由を整理しました。
あなたが感じている不満がどのパターンに該当するか確認してみてください。
スコアが高くても英語を話せるとは限らない
TOEICが「意味ない」と言われる最大の理由は、スコアとスピーキング力が直結しないことです。
TOEIC L&R(Listening & Reading)は名前のとおり「聞く」と「読む」の2技能のみを測定する試験であり、「話す」「書く」はテスト範囲に含まれていません。
そのため900点を取っていても、いざ外国人との商談になると一言も出てこない——というケースは実際にあります。
ただしリスニング力とリーディング力は英語の土台であり、この土台なしにスピーキング力だけが伸びることは基本的にありません。
TOEICで測定できるのはあくまで「英語力の土台部分」であり、実践的な会話力は別途トレーニングが必要だと理解しておくのが正しい捉え方です。
テクニックだけでスコアが上がってしまう
TOEICはマークシート形式の試験であるため、「英語力よりもテスト対策のテクニックでスコアが上がる」という批判があります。
実際に、時間配分の最適化・頻出パターンの暗記・消去法の活用といったテクニックだけで100〜200点のスコアアップが可能だとも言われています。
しかしテクニックで上がるのは500〜600点台までであり、700点以上を安定して取るにはそれなりの英語力が求められます。
ハイスコア(800点以上)はテクニックだけでは到達できないため、高得点者の英語力は一定の信頼性があるといえるでしょう。
ビジネスの現場では実務経験のほうが重視される
「TOEICのスコアより海外駐在経験のほうが評価される」「実務で英語を使えるかが大事」——これも意味ないと言われる理由のひとつです。
確かに、英語を使った実務経験(海外赴任・英語での交渉・英文メール対応など)はTOEICスコアよりも説得力があります。
しかしすべての転職者が海外経験を持っているわけではありません。
実務経験がない段階で英語力を客観的に証明できる手段として、TOEICは現時点で最も認知度が高い指標です。
「実務経験がないからこそTOEICで英語力を証明する」という使い方が最も合理的でしょう。
英語を使わない仕事では評価されない
国内取引がメインの企業や、英語を一切使わない職種では、TOEICのスコアが直接評価につながらないケースがあります。
地方の中小企業や、製造業の現場作業員、国内向けサービス業などでは「TOEIC800点です」と言っても反応が薄いことも珍しくありません。
ただし企業のグローバル化は年々進んでおり、IIBCの調査では82.6%の企業が「今後ビジネスパーソンに最も重要なスキルは英語力」と回答しています。
今は英語を使わない職場でも、将来的に必要になる可能性は高まっています。
スコアの有効期限を気にする声がある
TOEICのスコアには公式な「有効期限」は設定されていませんが、公式認定証の再発行は受験から2年以内に限られています。
そのため「2年以上前のスコアは古いのでは?」という不安の声があります。
実際には、企業側が明確に「2年以内のスコア」と指定するケースは多くありません。
ただし、より新しいスコアのほうが説得力があるのは確かなので、転職活動を始める前に再受験して最新のスコアを取得しておくと安心です。
企業はTOEICスコアをどう見ている?データで検証
「TOEICは意味ない」という声がある一方で、企業側はTOEICスコアをどう評価しているのでしょうか。
IIBCが公表しているデータをもとに確認してみましょう。
| 企業の活用状況 | 割合 |
|---|---|
| 採用時にTOEICスコアを参考にしている | 49.1% |
| 昇進・昇格の要件にTOEICを活用 | 24.2% |
| 英語力がビジネスパーソンに最も重要と回答 | 82.6% |
約半数の企業が採用時にTOEICスコアを確認しているという事実は、「意味ない」という声とは大きなギャップがあります。
特にグローバル企業や大手商社、外資系企業では、応募条件にTOEIC700点以上や800点以上を明記しているケースも珍しくありません。
つまりTOEICが「意味あるかどうか」は、あなたが目指す業界・企業・職種によって大きく変わるのです。
TOEICスコア別の転職市場での評価

TOEICのスコアは一律に評価されるわけではなく、スコア帯によって転職市場での扱いは大きく異なります。
以下の表で、スコア別の企業評価と活かせる場面を確認しましょう。
| スコア帯 | 企業の評価 | 活かせる場面 |
|---|---|---|
| 400〜595点 | 英語の基礎力がある程度 | 履歴書に書くメリットは薄い |
| 600〜695点 | 最低限のビジネス英語力の証明 | 英語をたまに使う国内企業 |
| 700〜795点 | 英語力が一定水準以上と評価 | グローバル企業の応募条件をクリア |
| 800〜895点 | 英語力が高いと明確に評価される | 外資系企業・海外部門・商社 |
| 900点以上 | 英語のプロレベルと見なされる | 通訳・翻訳・英語教育・経営層 |
転職で武器にするなら最低でも600点、できれば700点以上を目指しましょう。
600点未満のスコアは履歴書に記載してもプラスにならないことが多く、逆にマイナス印象を与えるリスクもあります。
まだ600点に届いていない段階であれば、スコアが伸びてから記載する方針のほうが賢明でしょう。
TOEICが特に評価される業界・職種
TOEICの評価は業界・職種によって大きく異なります。
以下のリストで、TOEICスコアが特に重視される分野を確認してみてください。
以下の表で、業界別に求められるスコアの目安を確認してみましょう。
| 業界・職種 | 目安スコア | 備考 |
|---|---|---|
| 外資系企業全般 | 700〜800点+ | 応募条件に明記している企業が多い |
| 総合商社・専門商社 | 730点+ | 海外取引先との日常的なやり取りに必須 |
| IT・テック企業 | 650点+ | 英語ドキュメントや海外チームとの連携 |
| メーカー海外事業部 | 700点+ | 海外拠点との調整・出張で英語を常用 |
| 航空・旅行・ホテル | 600点+ | 外国人顧客への対応力が直接評価に影響 |
| コンサルティング | 800点+ | 英語でのプレゼン・資料作成が必須 |
| 国内中小企業 | 不問が多い | 業界固有のスキルや実務経験を重視 |
自分が目指す業界でTOEICがどの程度評価されるかを事前に調べてから、学習に投資する時間を決めるのが合理的です。
英語を日常的に使う業界では確実に武器になりますが、国内完結の業種ではTOEICよりも専門資格を優先したほうが転職成功率は上がるでしょう。
TOEIC以外の英語力証明方法との比較
「TOEICは意味ない」と感じるなら、他の英語資格も選択肢に入れてみましょう。
ただし、日本の転職市場での認知度はそれぞれ大きく異なります。
| 試験名 | 測定技能 | 受験料 | 転職での認知度 |
|---|---|---|---|
| TOEIC L&R | 聞く・読む | 7,810円 | 日本の転職市場で最も高い |
| TOEIC S&W | 話す・書く | 10,450円 | まだ低いが注目度は上昇中 |
| 英検 | 4技能 | 級により異なる | 学生向けの印象が強い |
| TOEFL iBT | 4技能 | 約37,000円 | 留学・学術向けが中心 |
| IELTS | 4技能 | 25,380円 | 海外転職・移住向け |
日本国内の転職に限れば、コスパ・認知度ともにTOEIC L&Rが圧倒的に有利です。
TOEFLやIELTSは4技能を測定できるメリットがありますが、受験料が高額で試験時間も長いため、国内転職だけが目的なら負担が大きいでしょう。
将来的に海外転職や海外大学院への留学を視野に入れているなら、TOEFLやIELTSを並行して検討する価値はあります。
まずはTOEIC L&Rで700点以上を取得し、そのうえで必要に応じてS&Wや他の試験に挑戦するのが最も効率的なステップでしょう。
TOEICスコアを転職で最大限活かす方法
TOEICが「意味ない」と感じるのは、スコアの活かし方を知らないことが原因であるケースも多いです。
ここでは転職活動でTOEICを武器にするための具体的な方法を紹介します。
「TOEIC+英語を使った実務経験」をセットでアピールする
TOEICスコア単体よりも、実務で英語を使った経験とセットでアピールするほうが格段に説得力が増します。
たとえば「TOEIC 780点。前職では海外サプライヤーとの英文メール対応(月50件以上)を担当していました」と伝えれば、スコアに実践力の裏付けが加わります。
英語を使った経験がまだない場合でも、「TOEIC 730点の英語力を活かして、英語を使うポジションで活躍したい」という意欲をアピールすれば、ポテンシャル採用の対象になりやすいです。
スコアは「入口のフィルター突破」に使い、面接では具体的な経験で補強するのが王道の戦略です。
TOEICと相性の良いスキル・資格を掛け合わせる
TOEIC単体よりも、専門スキルと掛け合わせることで市場価値は飛躍的に高まります。
おすすめの組み合わせを以下にまとめました。
| 組み合わせ | 狙える職種・ポジション | 強み |
|---|---|---|
| TOEIC + 簿記2級 | 外資系企業の経理・財務 | 英語×会計のレア人材 |
| TOEIC + IT資格 | 外資系ITベンダー・SIer | 英語ドキュメント対応力 |
| TOEIC + 貿易実務検定 | 商社・メーカーの海外営業 | 即戦力として評価 |
| TOEIC + マーケ経験 | グローバルマーケティング | 海外市場開拓の推進力 |
「英語+専門スキル」の掛け合わせは市場で非常に希少性が高いため、TOEICスコアの価値を何倍にも引き上げてくれます。
スコアアップよりもスコアの「使い方」を先に決める
多くの人が「まずスコアを上げてから転職活動を始めよう」と考えがちですが、これは順序が逆です。
先に「どの企業・職種を目指すか」を決め、その企業が求めるスコアラインを確認してから学習に取り組むのが効率的です。
目標が600点なのか800点なのかで学習計画はまったく異なりますし、必要のないスコアアップに時間を費やすのは非効率です。
「ゴールから逆算した学習」がTOEICを意味のある資格に変える鍵でしょう。
転職エージェントに英語力を活かせる求人を相談する
自分のTOEICスコアで応募できる求人がわからない場合は、転職エージェントに相談するのが最も効率的です。
エージェントは「このスコアならこの企業が狙える」「この業界ならスコア○点以上が目安」といった市場感覚を持っています。
また、求人票には書かれていない「実際にはTOEICスコアをそこまで重視していない企業」の情報も教えてもらえます。
特に元人事経験のあるエージェントなら、「採用側がTOEICスコアのどこを見ているか」を内部視点で教えてくれるでしょう。
よくある質問
TOEICに関してよく寄せられる疑問をまとめました。
スコアアップや転職活動の参考にしてください。
TOEICは何点から履歴書に書いていい?
一般的には600点以上から履歴書に記載するのがおすすめです。
600点未満のスコアは「英語が苦手」という印象を与えかねないため、記載しないほうが無難でしょう。
英語力をアピールポイントにしたい場合は700点以上、外資系企業を目指すなら800点以上が目安になります。
スコアが目標に達していない段階では、記載を見送って他のスキルでアピールするのもひとつの戦略です。
TOEIC L&RとS&Wはどちらを受けるべき?
転職市場で最も認知度が高いのはTOEIC L&R(Listening & Reading)です。
企業が「TOEIC○点以上」と記載している場合、ほぼ確実にL&Rのスコアを指しています。
S&W(Speaking & Writing)は認知度がまだ低いため、まずはL&Rで高得点を取ることを優先しましょう。
L&Rで高得点を取ったうえでS&Wも受験すれば、「4技能すべてが高い」という強力なアピール材料になります。
TOEICとTOEFL・IELTSの違いは?
TOEICはビジネスシーンでの英語力を測定する試験で、TOEFLやIELTSはアカデミック(学術)英語力を測定する試験です。
日本の転職市場ではTOEICが最も広く認知されているため、転職目的ならTOEICを優先するのが合理的です。
海外の大学院への留学やグローバル企業の海外拠点への転籍を目指す場合は、TOEFLやIELTSのスコアが求められることが多いです。
目的に応じて受験する試験を選びましょう。
TOEIC600点から800点に上げるにはどれくらいかかる?
個人差はありますが、一般的に200点アップには300〜500時間の学習が必要とされています。
毎日2時間の学習で5〜8ヶ月が現実的なスケジュールです。
700点台までは問題演習と語彙力強化で比較的スムーズに伸びますが、800点以上は英語の本質的な理解力が問われるため、学習の質を高める必要があります。
スコアアップに時間がかかりすぎる場合は、現在のスコアで応募できる企業から転職活動を始めるのも賢い選択でしょう。
まとめ
TOEICが「意味ない」と感じる背景には、スピーキング力を測れないこと・テクニックでスコアが上がること・英語を使わない仕事では評価されないことなどの理由がありました。
しかし約半数の企業が採用時にスコアを参考にしており、特にグローバル企業や外資系企業では700点以上のスコアが応募条件になるケースも多くあります。
TOEICを意味のあるものにするには、目指す企業・職種を先に決めてから必要なスコアを逆算し、専門スキルとの掛け合わせで市場価値を高めていくことが重要です。
自分のスコアでどんな転職先が狙えるか知りたい方は、転職エージェントに相談して市場のリアルな評価を確認してみてください。
